P5 福岡市のコミュニティパーク事業による公園緑地を活用した見守り・交流創出の効果の検証
福岡市のコミュニティパーク事業による公園緑地を活用した見守り・交流創出の効果の検証
〇 浅尾菜月 1、新保奈穂美 1
1 兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科
要旨
斜面住宅地のニュータウンでは閉じこもり等の危険性が高く、地域住民同士で見守り合う事が重要である。見守り、支え合い機能の低下等の課題を解決する方法として、福岡市は「コミュニティパーク事業」を展開している。本事業は地域住民による公園の柔軟な利用ルールづくりと自律的な管理運営を促し、公園施設「パークハウス」の設置を通じて地域コミュニティの活性化を試みている。
本研究は本事業の見守り・交流の効果や課題を調査した上で、それらをより良くするにはどうすれば良いか地域住民と企画し実施するものである。今回はコミュニティパーク事業による見守り・交流の促進効果や課題の結果を本ポスター発表で紹介する。
注意! 発表資料を無断でコピー、転載しないでください。スクリーンショットもご遠慮ください。
この投稿へのコメント
福岡市のパークコミュニティー事業の分析、大変興味深く拝見しました。地域の力を公園の管理に活かすだけでなく地域コミュニティの育成に公園がどう関われるか今後の研究の展開を期待します。一方、公園活動以外の活動や利用者の偏りなどの課題への考察を期待します。
ポスターへコメントをいただきありがとうございます。
公園管理、地域コミュニティ双方へのメリットが、このような事業を持続可能にしていくと思いますので、
今後ハウスを活用した活動での効果を検証し、関わり方を提示できるよう研究を進めていきたいと思います。
また公園活動以外の活動や、利用者の偏りもあわせて検討していきます。
地域コミュニティにおける閉じこもり、見守り、支え合いという社会的な重要な課題解決に、公園が果たせる役割をしっかり見つめる貴重な調査研究であると思いました。
ポスターへコメントをいただきありがとうございます。
社会問題を改善する手段としての公園の可能性を考えたいと思い、この研究を始めました。
公園の活用度を高めることが先行するのではなく、活用度を高めることで何を改善したいのかの視点を忘れず、研究を進めていきたいと思います。